くろすけ胸水がたまり通院!そして永眠

今回の経過

2020年8月21日(金)19日頃から餌を食べる量が半分くらいに減り気をつけていたら、昨夜から全く餌を食べた形跡がなかったので急遽病院に連れて行きました。
 血液検査とX線撮影をしてもらい結果を聞くと、胸水がたまっていて肺を圧迫しているとのことでした。T4の数値も大幅に上がっており(18日から薬を飲んでいなかった)非常にまずい状態です。本来ならすぐに胸水を抜くのですが、年齢が年齢だけに利尿剤を注射して様子を見ることになりました。
 明日もう一度連れて行くことにして帰宅しました。帰ってケージから出すとふらふらしながら出てきてすぐに定位置でうずくまってしまいました。もちろん何も食べません(ー_ー;)う-ん
 7月9日に診察してもらった時は、体重が4kgまで増え甲状腺亢進症は経過良好とのことでしたが、老錨は全く油断できません。

T4GLUTCHOBUNCRERBCHbPCVWBCPlt体重
10<128135150.3-1537.9-47.33.5kg
備考 GLU:血糖値 TCHO:総コレステロール BUN:血液中尿素量 CRE:腎濾過量
    RBC:赤血球数 Hb:ヘモグロビン濃度 PCV:血液の濃度 WBC:白血球数 Plt:血小板
8月22日(土)起きて様子を見たらくたっとして近寄っても反応をほとんどしまさないので、午後一番に病院に連れて行きました。診療時間前なのにすぐに見ていただき、処置中に死亡する可能性を踏まえた上で胸水を抜くことになりました。4時過ぎに鎮静剤を打ち、4時半過ぎから胸水を抜きはじめ、5時前に無事終了しました。胸水は400cc以上抜いたそうです。
5時過ぎに入院室に案内されました。爆睡中でした。
 少ししたら目を覚まし、5時半頃にケージに入れて連れて帰りました。
 明日は休診ですが、斎藤先生がわざわざ早朝に出てきてくれることになり、朝6時に連れて行きます。
 帰って病院で購入した猫用のおやつを与えたら少しだけ食べましたが、治療の疲れなのかくたっとしています。

8月23日(日)朝6時に病院に行ったらすでに電気が付いていました。
診察台に乗せて体重を量ったら3050g、驚いていたら斎藤先生が「昨日胸水を400cc位抜いたのでこんなものでしょう」といって下さいました。ホッ(-。-;)
 呼吸が楽になったようでとりあえず経過は良好でした。食事をしない件を話したら、「ある程度強制的に給餌して下さい」と言われました。
 容器の餌が少し減っていたので食べているのかもしれませんが、不安は尽きません。

8月24日(月) 明日、仕事の関係で通院できそうもないので、斎藤先生に1日入院させてくれないか頼んだら、快く引き受けていただきました。
 食事をしないことへの対応を話したら、実際に注射器を使って給餌して見せてくれました。なるほど!(^_^)b
 今日はくろすけを預けてすぐに帰宅しました。強制給餌でかなり食べていたので少し安心です。  

8月25日(火) 仕事が思ったより早く終わったので夕方迎えに行きました。強制的に給餌すると食べますが、トレーに入れた餌は食べていませんでした。
 残ったネコ缶をもらい連れて帰りましたが、動きが少し悪くなったような気がします。給餌は注射器にネコ缶の中身を入れて行ないました。一度に食べられる量が少ないため、給餌は2〜3時間毎に行ないました。
 口に入れたものは吐き出さずに飲み込みます。食後に吐き出し酢こともありません。  

8月26日(水) 単身赴任中の妻が帰ってきました。ずっとくろすけの相手をしてくれます。くろすけも妻にべったりしていました。
 運動能力の衰弱が目に付き、以前は後肢の衰えが目立っていましたが、前肢も衰えが目立ってきました。
 餌は普段与えているドライタイプの療養食を水でふやかし、注射器に入れて与えています。1回に15g(wet・ドライ状態だと5〜6g)、これを5回与えています。食事量は通常の半分程度です。  

8月30日(日) ずっと寢ていることが多くなりました。おなかをさすってやると喜びます。
 呼吸に関してはつらそうな素振りはありません。  

8月31日(月) 夕方病院に連れて行きました。これまでの状態を説明するとX線撮影をすることになりました。体重は2.7kgです。
 お胸水はほとんど無く良好ですが、胃は満腹状態です。10日前に撮ったX線画像でもおなかいっぱいの状態、食事をとらないわけです。水曜日に予約して帰ってきました。
 夜はたっぷりおなかをさすっています。  

9月2日(水) 夕方病院に連れて行きました。特に症状の変化もなく、胸水も問題ないようです。体重が2.8kgに増えてました。
 排便がないことを伝えると、肛門から便を掻き出してくれました。親指大の便が3〜4個取り出しました。便を掻き出す間くろすけはずっとうなってました。
 薬を1週間分もらって帰ってきました。次の通院は9/9です。  

9月3日(木) 夕食の時、鰹のたたきを少し与えたら、手のひらから食べました\(^o^)/
 続けて与えると全部で親指の頭くらいため、残りを餌のさらに入れるとそれもある程度食べていました。
 あと、ずっと頭を床に着けた姿勢が頭を上げた姿勢に変わってきました。
 状態に一喜一憂してもしょうがないのですが、何か希望が見えた気がします。  

9月5日(土) 注射器での給餌はずいぶん慣れました。以前は10ml1本分で逃げ出していましたが、最近2本分食べています。
 少しずつ口内に注入してやると積極的に食べている感じがします。餌のやり方がうまくなったからでしょうか?

9月6日(日) 餌についてはトレーにドライフードを入れる時に残っている餌をふやかす方に回しています。
 午後にいつも通り給餌し、餌を替えてやったらなんと自分で食べはじめました。\(^o^)/。
 小指の頭くらいの糞が3つ見つかり、排便もしているようです。これで一息着けるかな?

9月9日(水) 今日は病院に連れて行きました。
 心音がはっきり聞こえ、状態は悪くないとのことです。又腸内に堅い便がないと言ってました。
 日曜日以降、残念ながら自分で餌を食べた様子はありませんが。大便はちゃんとしていますし、普段の状態もよい感じがします。

9月9日(水) 今日は病院に連れて行きました。
 心音がはっきり聞こえ、状態は悪くないとのことです。又腸内に堅い便がないと言ってました。
 日曜日以降、残念ながら自分で餌を食べた様子はありませんが。大便はちゃんとしていますし、普段の状態もよい感じがします。

9月19日(日) 目に膿がたまり目やにもひどかったので濡らしたティッシュで拭きました。
 小指の頭ほどの膿の固まり(若干血が混じっている)が取れ、目やにもきれいに拭き取りました。
 原因は給餌中暴れた時に注射器の先端が当たったようです。

9月23日(水) 2週間ぶりに動物病院へ。
 心音がはっきり聞こえ、心拍の状態は悪くないとのことです。体重は2.65kg、やや減っています。
 4日前から毎日目を拭いています。ティッシュの汚れは日に日に少なくなりました。また拭いている時は気持ちよさそうにごろごろいっています。先生に話して眼球を見てもらいましたが特に異常は無いとのことでしたホッ(-。-;)

9月28日(月)
〜29日(火)
 残念なお知らせ、くろすけが永眠しました。
2002年6月生まれなので享年18歳と3ヶ月です。

 今日の夕方から急に具合がよくなさそうだったので、明日病院に連れて行こう思っていた矢先でした。
 23:40頃ストーブ前でぐったりしていたので少しなでていたんですが、これが生きている最後の姿になりました。
9/29 0:50頃1階に降りたら入り口の前で死んでいました。苦しんで暴れた形跡がなかったのが救いです。

先月末から恐れていたこと(1階に降りたらくろすけが事切れていた)がついに起こってしまいました。。。これでくろすけの闘病日記は終わりです。
これまで閲覧して下さった方々、くろすけを応援してくれた方々に深くお礼申し上げます。
皆様のペットが何時までも健康で元気に暮らせますように。  くろすけ0号&1号&2号

10月1日(木)後日談

 本日くろすけを荼毘に付しました。

 さて、この二日間をどのように過ごしたか時系列を追ってお話しします。
 29日朝にペット葬儀業者に電話をして、最速10月1日と言われました。腐敗が心配だったんですが、「保冷剤をお腹と胸元に当てれば大丈夫です]と言われたので予約しました。
 ふと学生時代に使っていた冷蔵庫があったことを思い出し、小屋から出して動かしたらちゃんと冷えました。冷蔵庫を書庫に運んだ後くろすけを冷蔵庫内に安置することにしました。
 夜、スタンプ台と紙で足形を取ろうとしたのですがうまくいきません。(>_<)
 ネットを調べると粘土で足形を採る方法があったので、明日粘土を買ってこようと思ってます。

 30日にたいせつ動物病院に行ってS先生にこれまでのお礼を述べた後事情を説明し、ほぼ残っていた療養食などを差し上げました。
 その帰りにダイソーで柔らかい粘土を2種類買って型を取りました。ばっちりです!
 型取り時にくろすけを触りましたが、冷たいこと以外は触った感じが生きている時と全く変わりません。異臭も全くせずこの保存方法は正解だったようです。本当に眠っているようでした。

 二日間あいたことで足形が取れ、ちりぢりになっている家族(転勤や留学でですよ)に少しでもくろすけの存在した証を残せてよかったです。

最後に治療費や薬代、火葬費用は特別定額給付金でまかなえました。



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